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Category: お店
Posted by: shimayome
今日と明日の2日間、cafe & diner Sunny Side にて、
2日間だけの手作りマーケットが開催されています!
その名も「ちくちく&あみあみ」。

宮古に住んでいるアーティストを中心に、
ハンドメイドのかわいい小物や雑貨などを紹介しています。

宮古島には、実は隠れた才能を持つアーティストが沢山いるんですよ。
自分も手作り好きというオーナーのkawaちゃんが、
そんなアーティストたちの作品を一同に集めてくれました。

イベント開催の理由は、「楽しいから」。
私、そういう動機、大好きです!



最近急にグッと冷え込んだ宮古島ですが、
心を込めて作られた作品たちを見ているだけで、温かい気持ちになります。

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Posted by: shimayome
前回の記事を通して、みんなはどんな風に感じているかに興味を持ったので、この数日間に出合った人々に、冒頭の質問をしてみました。

「死んだらどっちに行くイメージ?」

これに加えて、
「ご先祖様が見守っているとしたら、どの辺から?」

あなたは、どんなイメージですか???



私は、どちらのクエスチョンにも、答えは「上」です。
なんとなくです。
県外出身者にこの質問をすると、ほとんどの人が同じように答えました。

死んだら天に昇るし、ご先祖様は天から見守ってくれている、と。


全く同じ質問を宮古の人にしてみると・・・

最初の質問には、ほとんどの人が水平方向を指さしました。
詳しい方角を聞くと、「東」と答えた人が多かった他、「南東」とさらに詳しく方角を指定した人も居ました。

なぜ方角まで分かるのか、まったく不思議です。
でもみんな、「なんとなく」とか「よく分からないけど北や西は違う感じ」などと答え、誰かから教わったわけではないと口を揃えて言っていました。
え???不思議。
その方向はどこを差しているというわけでもなく、遠い遠い所、なんだそうです(こちらでは遠いところの事をアメリカーといったりします)。

県外出身者の中に二人だけ、水平方向を答えた人たちが居ます。
沖縄風の回答ですが、この二人、神高い人に、「来るべくして沖縄(宮古)に来たね」と言われたことがあるそうです。
わお。



D'où venons-Nous? Que sommes-Nous? Où allons-Nous? 
 (Paul Gauguin)



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Posted by: shimayome
「死んだらどっちに行くイメージ?」と、ある日地元青年に聞かれ、
「え?上かなぁ・・・」と天を指さしました。
すると彼は、それが沖縄の人と内地の人の違いだよと言いました。

「僕らのイメージでは、あっち。」
と水平方向を指さす青年。

天ではなくて、遠い遠い海の向こうだそうです
(宮古では「ニラカナイ」という言葉は使わないらしい)。
これが、私が初めて触れた、沖縄の人の宗教観(死生観)でした。

私にとって当たり前の感覚が、ここではこんなに違うんだと驚いたのを覚えています。




昨日まで、藤川(チンナワンソ)清弘和尚という方が宮古島を訪れていました。

この方、タイで出家され20年近く修行をされている方ですが、
日本人の死生観に強い関心を持たれ、これまで日本仏教各宗派の僧侶、
亡き人を呼んで話を聞いてくれると言われている青森・恐山のイタコや、
北海道へはアイヌ民族の長老を訪ね歩いてきたそうです。

そして宮古島(沖縄)へは、ユタとユタ信仰、また古来から大陸の影響を強く受け、
今でも日本仏教が根付かない沖縄の人々の死生観について
肌で感じるためにふらりと来島されました。


様々な人との出会いの旅、私の方へは、大変お世話になった先輩から連絡が入り、
そういうことなら是非、と我が家にお泊まりいただいていたのです。



案内役の私にとっても自分の暮らす土地をより深く学ぶいい機会。
まずは祥雲寺の住職を訪ねました。

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『タイは熱心な仏教との国といわれていますが、実際タイの人々の日々の
行動・生き様を支えているのが、「死後の良き生まれ返りを望む」
という死生観(輪廻転生)です。沖縄の場合はどうでしょうか』
というのが藤川和尚の質問でした。

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