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11/30: 雲を見て思うこと

Category: 自然
Posted by: shimayome
宮古島には山や高い建物がないせいか、空をとても広く感じる。


私は雲一つない青空よりも、雲のある青空の、白と青のコントラストが好き。

曇リ空の隙間、雲の切れ間から差し込む光が好き。

太陽が沈んだあと、西の雲に反射する燃えるようなオレンジや、
東の雲に反射する穏やかなピンクや紫が好き。

輝く満月も良いけれど、
おぼろ月夜や、月明かりに照らされた逆光の鱗雲が好き。



先日、多良間島からの帰りの船の上で、ぼんやり雲を眺めていた。
海と空しかないから、色んな雲が見られた。


風に乗って流れる雲。
ゆっくり動くものもあれば、早く動くものもある。

空に腕を広げるように、大きく広がる雲もある。

雨雲は黙々と雨を降らす。

まるで、それぞれが天から与えられた役割に、ただ身を任せているかのよう。


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Category: 暮らし
Posted by: shimayome
第一回に掲載した、このコラムのコンセプト、覚えていますか?

Think globally, act locally ?考えは地球規模、行動は足元から?

この言葉を「宮古島の環境を考えるシンポジウム」で話されていたのが、
宮古農林高校の前里和洋先生です。

先生を知ったのは2004年、宮古島の高校生の、宮古島の地下水を守ろうとする研究が「日本水大賞」を受賞し、更には水のオリンピック「ストックホルム青少年水大賞」国際コンテストにおいても見事グランプリを獲得したという新聞記事。

この研究は、飲料水を地下水でまかなう宮古島で、その地下水の汚染の大きな原因が化学肥料に頼る島の農業のやり方にあることを突き止め、解決策として製糖工場から出るバガスや糖蜜などから作る有機肥料「バイオ・リン」を開発したもので、農家への普及に努めるなど、地域での実践活動を進めています。

グランプリの選考理由は、
「世界中の多くの場所で適用可能」という高い評価でした。

生徒達の活躍もさることながら、理系の学生時代を送ってきた私には、
その縁の下で生徒を導いてきたであろう先生の苦労が目に浮かび、
とても感動したことを覚えています。

今回は、前里先生と教え子達が、
宮古の地下水を守るために取り組んでいる研究を紹介したいと思います。






宮古島には川や湖などの水質資源がなく、島民の飲料水、生活用水の全てを地下水に依存する、世界的にも類をみない島です。

そのことから、地下水汚染が島民の生活及び生命に直ちに影響を及ぼすことが容易に想像できますね。

宮古農林高校で、プロジェクト学習というカリキュラムのテーマを考えたときに、
この地下水に貢献できる内容を、と考えたのがこの研究の始まりだそうです。

研究をしているのは、環境班の生徒達。
環境班は部活動なので、参加も自由、退部も自由。
そんな中で生徒が自主的に研究に取り組み、その成果を先輩から後輩が受け継ぎ、今年で8年続いているなんて、すごいことだと思いませんか?

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Category: イベント
Posted by: shimayome
ポストカードアート展、ぴん座 -PINZA- が開催された(ギャラリーうえすやー)。


やるのは知っていたけど、いつからだったかすっかり忘れていた私。
たまたま映画館を出たら、同じ通りのギャラリーでやっていたのでふらっと入った。

これ、しばらく前の宮古島だったら、あり得ないシチュエーション。
映画観て、ふらっとギャラリー。
最高です。


館内には、宮古島在住のアーティスト達の、心のこもった作品(写真・
イラスト・手描き・毛筆・手漉き紙など)が、所狭しと並べられていたほか、
カフェスペースも併設。
参加アーティストのポストカードや切手の販売、そこから投函できる
手作りのポストまで設置されていて、お茶を飲みながら誰かのことを
思って手紙を書くという、ゆとりを与えてくれる会場だった。


1枚1枚手書きのカード。
どれも世界にたった1枚しかない。

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