なんべんも書いては消して

消して

消して

涙をこらえてはのみこんで

のみこんで

のみこんで


ごめんなさいね。

ごめんなさい。

もう何も 思いつかないんです

私自身のエピソードが

宮古嫁のエピソードが 

ほんまはごっつぎょうさんあるんですよ

でもね

偏った思い出ばかりが浮かんで

浮かんで

浮かんで

それは

とーちゃんのこと

義理の 父の ことばかり


優しい声が笑顔が 大きな手が心が

大好きでした




某月某日


とーちゃんが 


天に召されました



あのとーちゃんの 「娘」になれて

 
私は


世界一 幸せな嫁でした



そして

  



世界一不出来な嫁です