毎度読んでいただきありがとうございます。

宮古島の暮らしの風景をお届けしているこのコラムも、いつの間にか3年目になっているわけですが、何しろ小さな島ですから、長く書いていると季節の話題も限られてきたりして、まあ要するにネタ切れになってしまいそう(笑)。

そんなわけで、いままでは匿名で書いてきたんですけど、今年はもう少し自分を公開して書かせてもらおうかなーと思っている次第です。



私の仕事は、タイ古式マッサージとYOGA教室。
この大好きな仕事が、私の話題の大半をしめています。

お店(?)の名前は、アジアンヒーリングShanti といいます。
Shanti とは、「心の静寂、平和、調和」といった意味を持つサンスクリット語。

そんな内容を表す単語があるなんてすてきだなと、
初めてその言葉を知ってすぐに大好きになりました。

 
以前うちに立ち寄った画家さんが描いてくれたうちの絵)


こういった仕事をしていると日々多くの出会いに恵まれて、
その中から沢山、大事なことを学びます。
今後はそんな話題にもふれていけたらなと思います。



ところで、「癒し系」という言葉があるのですが、私はあまり好きではありません。
なぜなら、「癒し」は人によって様々。
系にするなよ、系にっ、と突っ込みたくなるのです。

私は全然癒されない「癒し系」CDもあるし、大音量でパンクをかけて癒される人もいる(と思う)。

「コレで癒されますよ」という文句に踊らされていると、本当に自分が必要な癒しがなんであるかがブレてきてしまうような気がするから。

そんなものより私は、今自分がどうであって、どういうものが必要か、
っていうことを感じるセンサー養う方がもっとずっと必要だと思います。

本来それは、誰もが持っているはずの当たり前の能力のはず。
けれど、忙しい暮らしの中で気づけなかったり見失ってしまったり。

何が食べたい?誰と会いたい?休みが必要?笑ってる?怒ってる?
そんなシンプルなことから始まる、大事な自分との会話。
大切にしていきたいです。

それを無視しては、表面上での癒しにしかたどり着けないと思うから。


例えば宮古島は「癒しの島」と言われていますが、
宮古島があなたに何かしてくれますか?

いいえ、あなたを癒しているのはあなた自身。
宮古島が癒しの島だとしたら、宮古島はきっと、あなたのそんな能力にスイッチを入れるきっかけになっているんじゃないかと思います。


一人一人のShanti 、「心の静寂、平和、調和」。
私がそれを誰かにあげることは出来ないけれど、出会えた機会に、
少しだけでもお手伝いできたらな、って思いながら大切に仕事をしています。

そして自分も、ブレたり横にそれたりしてしまう時もありながら、
長い目で、Shantiを感じながら暮らしていきたいです。