頭が痛いんです。

昔、阪神大震災の時にぶつけたトコロが、今も痛いんです。
（大怪我の後遺症とかやないですよ）
あの時、ゴンッと下から突き上げられる様な衝撃で目を覚ましました。
直後に大きな横揺れで私はベッドから振り落とされ、頭をぶつけて。
たんこぶ出来てうっかり台所に行ったら落ちてきたガラスの破片を踏み。。

あの時の痛みがですね、今回の東日本大震災が起き、再び蘇えってくるんです。
文字通り　（ぶつけた）頭の先から足の裏まで。
震災の映像を見ると、こう・・・ジンジン。
私の心の中に残る１１７の痛み、あの痛みは消える事はないのだと痛感しています。


さて。話がすごい角度で変わりますが。。。
私の祖父母の住んでいた所は、山奥です。
水は山からひいてきた水。ガスはプロパン。台所には窯が現役で使われていました。



囲炉裏もあって、冬は炭で暖をとり、あ、そうそう、冷蔵庫はありませんでした。

電気は一応通っていましたが、使っているのをあまり見たことがありません。
テレビはあったのですが、私達孫がテレビをつけようとすると「３０分で切れ」と言います。
お風呂は五右衛門風呂。蒔きをくべてお風呂を炊きます。
一日しこたま働き夜がふけると同時に、祖父は寝ます。
私達都会育ちの孫も、つられて寝ます。（夏は７時就寝冬は６時就寝←すごくね？）

ほとんど自給自足だったと思います。
食卓に並ぶ料理は、「今朝山から採ってきたやつやん」。
魚は「さっき川で釣ってきたやつや！」。
私たちの「夏休みの娯楽」はそのまま祖父母の日常でした。

あ、時々、、、肉、、、鶏肉がお膳に並びましたが
・・・鶏の絶叫を耳にし血が吹き飛ぶのを見ていたので、幼い私達は食べられず。

「大阪じゃったら食えるもんがなんで食えんのじゃ」・・・エライ怒られました。
　　

　ある日じいちゃんがニヤニヤしながら帰ってきました。
「うなぎ摂れたで」と籠からニョロンとでかいうなぎを出し、
釘をゴンッ　　と刺し
にゅるにゅる動くうなぎをさばいて、ブツ切りにしてそのまま
炭火で焼いて食べさせてくれました。（はい、泣きそうでした）

近所に民家もない街頭もなんも無い山奥の夜は、とんでもなく星が綺麗。
ありがたみが無いほど流星がビュンビュン、私は、ナンボでもお願い事が出来ました。


あれ程美しい星空は、ここ宮古島もかないません。


私が「草履が川に流された」と言うと、
祖父はその場でちゃちゃちゃっと「わらじ」を編んでくれました。
・・・新しい草履を「買って」もらえるなんてこれっぽちも思ってませんでしたが。

祖父の編んだわらじは実にはき心地が良く、
私はそれを履いて山を駆け回りました。
夏休みのほとんどを田舎で過ごしていると、テレビを見たがったのは最初の３日程でした。
テレビもなんも要らん。
電気もそんなに必要無い。
食べ物はそこいらにある。
ごっつ美味しい魚や生まれたての卵、ばあちゃん手作りの豆腐、山の水
暗くなったら寝れば良い。
寝れなかったら、星空を見れば良い。
虫の声　風の音。山の音を聞いていれば寂しくも無い。


　　今はどうでしょう。
　　携帯が無いと困ります。
　　パソコンが無いと困ります。
　　テレビが無いとつまらん。
　　例えば台風で停電すると、シャワーから出るのは水。

色んなモンの恩恵が無いと　不便を感じます。
あの時は今そんな事を思うなど、想像出来んかったね、私。

　　null　　

　３１１
私はネットで友人の安否を探しました。
テレビで動向を見守りました。
いつかかかってくるかもと、携帯をずっと握っていました。

そして電波は私の友人を見つけてくれました。

直接コンタクトが取れる状況にいなかった友人は知り合いを介して私にこう言いました。
「阪神大震災を経験したあんたならわかるやろ。
でもあの時の何倍も恐ろしい事になってる。想像するのは後にして。
私は自分のやれることをやるから
あんたは冷静に、そこから私らを助けて欲しい。」


切羽詰まった思いでした。

あれから１年、あっというまですが私は私のやれる事をうちの畑のネギよりも細ーーく続けています。


あ！去年見つけたサイトをね、ご紹介したいと思います。
俳優・監督・リバースプロジェクト代表の伊勢谷友介さんが親分（親分？）
の元気玉プロジェクトです。
自分の支援のカタチが手に取るように実感の出来るプロジェクトなので
「私の募金は一体、何に使われてるんだろ？？？」と　この？？？の部分が解消出来て
こりゃ気持ちええわ。と、個人的にそこに着目しました。
サイトにはたくさんの願いや夢や希望があります。
支援するつもりがさらさら無くても、見てるだけで面白いです。
人ってすっごーーいって。世の中って色んな事あるー。
ほんま元気玉やーー悟空がいっぱいおるー。みたいな。（ドラゴンボールとワンピースは鉄板だわよ）
しかもさ、年齢や経験関係なく
しっかりとしたビジョンがあれば自分のプランを作りそこに賛同した仲間が集まり皆でカメハメハが出来るちゅー（分かりづらー；）
　　

サイトより抜粋〜ひとりひとりの想いから、未来の為の道筋へ。〜


タイトルの３２０３はこのブログがアップされる今日の時点での、行方不明者の方の数です。


一日も早く、見つけてあげられたら、良い。です。ね。


犠牲にあわれた御霊へのご冥福をお祈り申し上げます。
こころから。
ここから。