06/30: 目で見える季節

Posted by: shimayome
春の宮古を訪れた方で、「何だろうコレ↓」と思った方、居るんじゃないでしょうか?

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何畑?
野菜?でもどこを食べるの?
なんで黄色くなるまで放置してあるの??

様々な疑問があると思います。

この葉っぱ、なんでしょう?

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02/10: なーふぃー

Posted by: shimayome
久々に、「なーふぃー」に行ってきました。
なーふぃーとは、子供に名前が付いたお祝いのことで、
早い話が子供のお披露目パーティーのこと。

簡単に説明すると・・・

子供が産まれてしばらくすると、
親類や友人、職場の人やご近所さんを呼んでもてなし・・・
よばれた人は、2〜3千円程のお祝いを持っていって飲み食いし、
帰りにお米(券)などのお土産をもっらって帰る・・・

そんな、気楽なイベントです。

時間も「6時ぐらいから〜」みたいな感じでアバウトに始まるので、
行ける時間に行って過ごし、自分の帰りたいときに帰るという雰囲気。
大体100人とか来ても家に入りきるわけないので、それぞれの時間帯を過ごし、雰囲気を見て帰る感じなんです(最初はこれに驚いた)。

宮古島のポピュラーなお祝いです。
沖縄の他の地域にもあるのかな?

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04/10: 成長を見守る

Posted by: shimayome
私の家には自分で適当に作った畑があり、
そこに「どんな風に育つのか見届けたい」ブロッコリーとイチゴを植えました。

さてさて、苗を植えてから待つこと半年、
待望のイチゴちゃんが変化を見せ始めましたよ!

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つぼみ → 花 → 花びらが取れて → だんだん中のやつがふくらんで・・・


イチゴらしくなってる!!!
感動!!

成長していく姿を見守るのって、なんだかとっても嬉しいですよね。



さて、宮古島では今週、「入学祝い」が各家庭で行われていました。
小学校に入学する子供のいる家庭で、
沢山の人を呼んで盛大にお祝いするのが風習です(なんと100人規模!)。

近所の人はもちろん、親の職場の人、友人までが
会ったことない(場合もある)子供のためにお祝いに駆けつけるんですよ。
これにはびっくりしました。

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11/20: 「スピリチュアル」に健やか

Posted by: shimayome
前回の記事を通して、みんなはどんな風に感じているかに興味を持ったので、この数日間に出合った人々に、冒頭の質問をしてみました。

「死んだらどっちに行くイメージ?」

これに加えて、
「ご先祖様が見守っているとしたら、どの辺から?」

あなたは、どんなイメージですか???



私は、どちらのクエスチョンにも、答えは「上」です。
なんとなくです。
県外出身者にこの質問をすると、ほとんどの人が同じように答えました。

死んだら天に昇るし、ご先祖様は天から見守ってくれている、と。


全く同じ質問を宮古の人にしてみると・・・

最初の質問には、ほとんどの人が水平方向を指さしました。
詳しい方角を聞くと、「東」と答えた人が多かった他、「南東」とさらに詳しく方角を指定した人も居ました。

なぜ方角まで分かるのか、まったく不思議です。
でもみんな、「なんとなく」とか「よく分からないけど北や西は違う感じ」などと答え、誰かから教わったわけではないと口を揃えて言っていました。
え???不思議。
その方向はどこを差しているというわけでもなく、遠い遠い所、なんだそうです(こちらでは遠いところの事をアメリカーといったりします)。

県外出身者の中に二人だけ、水平方向を答えた人たちが居ます。
沖縄風の回答ですが、この二人、神高い人に、「来るべくして沖縄(宮古)に来たね」と言われたことがあるそうです。
わお。



D'où venons-Nous? Que sommes-Nous? Où allons-Nous? 
 (Paul Gauguin)



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11/10: 死んだらどっちに行くイメージ?

Posted by: shimayome
「死んだらどっちに行くイメージ?」と、ある日地元青年に聞かれ、
「え?上かなぁ・・・」と天を指さしました。
すると彼は、それが沖縄の人と内地の人の違いだよと言いました。

「僕らのイメージでは、あっち。」
と水平方向を指さす青年。

天ではなくて、遠い遠い海の向こうだそうです
(宮古では「ニラカナイ」という言葉は使わないらしい)。
これが、私が初めて触れた、沖縄の人の宗教観(死生観)でした。

私にとって当たり前の感覚が、ここではこんなに違うんだと驚いたのを覚えています。




昨日まで、藤川(チンナワンソ)清弘和尚という方が宮古島を訪れていました。

この方、タイで出家され20年近く修行をされている方ですが、
日本人の死生観に強い関心を持たれ、これまで日本仏教各宗派の僧侶、
亡き人を呼んで話を聞いてくれると言われている青森・恐山のイタコや、
北海道へはアイヌ民族の長老を訪ね歩いてきたそうです。

そして宮古島(沖縄)へは、ユタとユタ信仰、また古来から大陸の影響を強く受け、
今でも日本仏教が根付かない沖縄の人々の死生観について
肌で感じるためにふらりと来島されました。


様々な人との出会いの旅、私の方へは、大変お世話になった先輩から連絡が入り、
そういうことなら是非、と我が家にお泊まりいただいていたのです。



案内役の私にとっても自分の暮らす土地をより深く学ぶいい機会。
まずは祥雲寺の住職を訪ねました。

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『タイは熱心な仏教との国といわれていますが、実際タイの人々の日々の
行動・生き様を支えているのが、「死後の良き生まれ返りを望む」
という死生観(輪廻転生)です。沖縄の場合はどうでしょうか』
というのが藤川和尚の質問でした。

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