インドで3ヶ月、カレーを食べ飽きて思ったこと、それは・・・

「茶音間のカレーが一番おいしい」(ワタシ比)!

はい、そうなんです。
宮古島にはそんな素敵なお店があるんですよ〜!

天気がいい日は、エメラルドグリーンの大浦湾を見ながら北へドライブ。
サトウキビ畑と民家しかないその地域は、「まなつ(間那津)」っていう地名なんですよ。

そんな風の中にさりげな〜く一体化している三角屋根のかわいいお店が、
ワタシの大好物店、「まなつのスパイスカフェ・茶音間(ちゃのま)」です。

私はいつも、遠くに海の見える外の席に座るのですが、ヤシとかハイビスカスに囲まれて、素朴であったかくて、ついごろっと昼寝しちゃいたくなる感じがいいんですよ〜。

店主・元ちゃんが、どんな人かというと・・・
一言でいって「カレー馬鹿」(笑)。

実はインドでもしばらく一緒にいたんですが、小汚い庶民派のお店から、雑誌に載っているような有名店まで回りまわっては、お店の人と仲良くなって厨房を見せてもらったりなんていう日々・・・(コチラ参照)。

インドカレーは、醤油やナンプラーなどの調味料とか出汁を使わないで、食材と香辛料のみで作るスパイスカレーで、そこに無限の可能性を感じるんですって。
ほえ〜勉強になりました。

その一途な情熱が、穏やかな空間にスパイスを利かせてるんですね。



さてさて、そんな茶音間の元ちゃんが、新しい分野に挑戦しました。
なんと日本初、ピンザ(宮古方言・ヤギ)のレトルトカレー!


おお〜。
ヤギと言われて連想するものは、ヤギ汁・・・クセが強いことで有名だけど、あえてそこに。

実は元ちゃん、ヤギ肉が大好きだそう。
「くせ者というレッテルをはがすのは俺だ!」と思ったそうです(笑)。

準備期間、2年。
入手の難しい、大量のヤギの赤身を求めて、宮古はもちろん、多良間や沖縄本島を回るところから始めました。

ヤギの臭みを「消す」のではなく「生かす」方向に香辛料を研究。
ですが、それをレトルトにするとなると、今までやって来たやり方とは全く違うということが判明しました。
香辛料の風味・・・肉の食感・・・大事なものが高熱処理で損なわれてしまうのです。
レトルト味になってしまうのです。

そこでめげるどころか、「自分が食べたくなるようなレトルトカレーを作る!」と、なお気合いが入った元ちゃん。
試作を重ねながら、レトルトとスパイスの間で試行錯誤を繰り返しました。



こうして生まれた「ピンザカレー」。
中身もこだわりですが、パッケージも圧巻!

ヤギがスパイスで煮込まれてる(笑)!

実はこれ、宮古島で活躍する二人のアーティスト、DESIGN MATCH52 TATTOO とのコラボ作品なんですよ。
さすがですね〜!

ヤギや香辛料、カレー馬鹿にグラフィックデザイナー、そしてタトゥーアーティスト・・・アクもクセもある個性派揃いが一つの鍋でいい味出してる!
それぞれがいい仕事してますね!

「個性が個性を生かす」って素敵だな〜って思いました。



ピンザカレーは4月上旬から、茶音間、デザインマッチなどで販売開始予定。
まずは同じ宮古つながりで、岩手県宮古市に支援物資で送られるそうです。

通販も準備中。



ちなみにスタッフ募集中(長期・短期/社宅あります♪)。
詳しくはホームページをご覧下さい。



そんな茶音間で、ホッとひといき。