12/20: 人や物が 行ったり来たり
宮古島には市場もスーパーもあり、大抵の物は手にはいるわけですが、
こだわって買い物をしたい時は、ご近所さん達と協力しあいます。
同じ興味があるもの同士で連絡を取り合い、まとめ買いをするのです。
同じ送料なら、沢山注文した方がいいし、
沢山買うと値段自体が安くなるしで一石二鳥。
例えば私は、重曹やせっけんなどを代表で注文しています。
一気に30kgとか60kgとかいう内容で届くので、
それを計って小分けして、それぞれの注文通りに揃えます。
体重計に乗せて計りながらおしゃべりをしていると、
まるで豆屋さんになったような気分です。
また、ご近所さんの一人は、時期が来ると「そろそろお米要る??」と電話を
かけてきてくれ、秋田県の農家に直接、特別栽培米を注文してくれます。
こういう注文は、白米・玄米・五分づき・七分づきが好きに選べるし、値段も安いし、また農薬を減らして頑張っている農家を応援することにもつながります。
それに、同じ気持ちを持っている人たちと、協力することがまた気持ちいいんです。
別の物を代表して注文してくれるご近所さんが他にも居ます。
届いた品を取りに行ったり来たりするのも、ひとつの楽しみ。
近況報告したり、色んな情報を教えあって勉強したり。
人が行ったり来たりしていると、その間にさらなる物がまた行ったり来たりします。
先日重曹を届けに行った帰りには、重曹を入れていった袋は
熊本のおばあちゃんからのミカンでいっぱいになりました。
こだわって買い物をしたい時は、ご近所さん達と協力しあいます。
同じ興味があるもの同士で連絡を取り合い、まとめ買いをするのです。
同じ送料なら、沢山注文した方がいいし、
沢山買うと値段自体が安くなるしで一石二鳥。
例えば私は、重曹やせっけんなどを代表で注文しています。
一気に30kgとか60kgとかいう内容で届くので、
それを計って小分けして、それぞれの注文通りに揃えます。
体重計に乗せて計りながらおしゃべりをしていると、
まるで豆屋さんになったような気分です。
また、ご近所さんの一人は、時期が来ると「そろそろお米要る??」と電話を
かけてきてくれ、秋田県の農家に直接、特別栽培米を注文してくれます。
こういう注文は、白米・玄米・五分づき・七分づきが好きに選べるし、値段も安いし、また農薬を減らして頑張っている農家を応援することにもつながります。
それに、同じ気持ちを持っている人たちと、協力することがまた気持ちいいんです。
別の物を代表して注文してくれるご近所さんが他にも居ます。
届いた品を取りに行ったり来たりするのも、ひとつの楽しみ。
近況報告したり、色んな情報を教えあって勉強したり。
人が行ったり来たりしていると、その間にさらなる物がまた行ったり来たりします。
先日重曹を届けに行った帰りには、重曹を入れていった袋は
熊本のおばあちゃんからのミカンでいっぱいになりました。
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12/10: モラルと良心
「節水にご協力下さい」
様々な施設のお手洗いなどに、よく書いてありますよね。
でも、これを見て本当にその場で、ああ、水を大切にしよう、と思って
行動する人って、なかなかいないのではないかと思います。
そうは言ってもそんなに沢山使うワケじゃないし・・・自分の家じゃないし・・・
私一人がここで好きなように使ったところで問題ないだろう・・・etc。
そんな風にとっさに思う人が多いのではないかと思います。
というよりも、
その文章自体、あまりに見慣れて置物程度にしか目に映らないのでは。
残念ながら私はそうでした。
ところが、那覇に行くとよく泊まる宿(柏屋)のシャワールームには、
こんな札が下がっています。
初めて泊まったときにこれを見て、衝撃を覚えました。
今まで「節水にご協力下さい」を見ても、ただ何となく無駄遣いはよくないよね、
という程度、または施設側の事情だろう位にしか想像出来なかったし、
蛇口をひねればいくらでも出てくる水に対して深く考えたことがなかったのでした。
様々な施設のお手洗いなどに、よく書いてありますよね。
でも、これを見て本当にその場で、ああ、水を大切にしよう、と思って
行動する人って、なかなかいないのではないかと思います。
そうは言ってもそんなに沢山使うワケじゃないし・・・自分の家じゃないし・・・
私一人がここで好きなように使ったところで問題ないだろう・・・etc。
そんな風にとっさに思う人が多いのではないかと思います。
というよりも、
その文章自体、あまりに見慣れて置物程度にしか目に映らないのでは。
残念ながら私はそうでした。
ところが、那覇に行くとよく泊まる宿(柏屋)のシャワールームには、
こんな札が下がっています。
初めて泊まったときにこれを見て、衝撃を覚えました。
今まで「節水にご協力下さい」を見ても、ただ何となく無駄遣いはよくないよね、
という程度、または施設側の事情だろう位にしか想像出来なかったし、
蛇口をひねればいくらでも出てくる水に対して深く考えたことがなかったのでした。
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11/30: 雲を見て思うこと
宮古島には山や高い建物がないせいか、空をとても広く感じる。
私は雲一つない青空よりも、雲のある青空の、白と青のコントラストが好き。
曇リ空の隙間、雲の切れ間から差し込む光が好き。
太陽が沈んだあと、西の雲に反射する燃えるようなオレンジや、
東の雲に反射する穏やかなピンクや紫が好き。
輝く満月も良いけれど、
おぼろ月夜や、月明かりに照らされた逆光の鱗雲が好き。
先日、多良間島からの帰りの船の上で、ぼんやり雲を眺めていた。
海と空しかないから、色んな雲が見られた。
風に乗って流れる雲。
ゆっくり動くものもあれば、早く動くものもある。
空に腕を広げるように、大きく広がる雲もある。
雨雲は黙々と雨を降らす。
まるで、それぞれが天から与えられた役割に、ただ身を任せているかのよう。
私は雲一つない青空よりも、雲のある青空の、白と青のコントラストが好き。
曇リ空の隙間、雲の切れ間から差し込む光が好き。
太陽が沈んだあと、西の雲に反射する燃えるようなオレンジや、
東の雲に反射する穏やかなピンクや紫が好き。
輝く満月も良いけれど、
おぼろ月夜や、月明かりに照らされた逆光の鱗雲が好き。
先日、多良間島からの帰りの船の上で、ぼんやり雲を眺めていた。
海と空しかないから、色んな雲が見られた。
風に乗って流れる雲。
ゆっくり動くものもあれば、早く動くものもある。
空に腕を広げるように、大きく広がる雲もある。
雨雲は黙々と雨を降らす。
まるで、それぞれが天から与えられた役割に、ただ身を任せているかのよう。
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11/20: 宮古の畑と コップの水 の関係
第一回に掲載した、このコラムのコンセプト、覚えていますか?
Think globally, act locally ?考えは地球規模、行動は足元から?
この言葉を「宮古島の環境を考えるシンポジウム」で話されていたのが、
宮古農林高校の前里和洋先生です。
先生を知ったのは2004年、宮古島の高校生の、宮古島の地下水を守ろうとする研究が「日本水大賞」を受賞し、更には水のオリンピック「ストックホルム青少年水大賞」国際コンテストにおいても見事グランプリを獲得したという新聞記事。
この研究は、飲料水を地下水でまかなう宮古島で、その地下水の汚染の大きな原因が化学肥料に頼る島の農業のやり方にあることを突き止め、解決策として製糖工場から出るバガスや糖蜜などから作る有機肥料「バイオ・リン」を開発したもので、農家への普及に努めるなど、地域での実践活動を進めています。
グランプリの選考理由は、
「世界中の多くの場所で適用可能」という高い評価でした。
生徒達の活躍もさることながら、理系の学生時代を送ってきた私には、
その縁の下で生徒を導いてきたであろう先生の苦労が目に浮かび、
とても感動したことを覚えています。
今回は、前里先生と教え子達が、
宮古の地下水を守るために取り組んでいる研究を紹介したいと思います。
宮古島には川や湖などの水質資源がなく、島民の飲料水、生活用水の全てを地下水に依存する、世界的にも類をみない島です。
そのことから、地下水汚染が島民の生活及び生命に直ちに影響を及ぼすことが容易に想像できますね。
宮古農林高校で、プロジェクト学習というカリキュラムのテーマを考えたときに、
この地下水に貢献できる内容を、と考えたのがこの研究の始まりだそうです。
研究をしているのは、環境班の生徒達。
環境班は部活動なので、参加も自由、退部も自由。
そんな中で生徒が自主的に研究に取り組み、その成果を先輩から後輩が受け継ぎ、今年で8年続いているなんて、すごいことだと思いませんか?
Think globally, act locally ?考えは地球規模、行動は足元から?
この言葉を「宮古島の環境を考えるシンポジウム」で話されていたのが、
宮古農林高校の前里和洋先生です。
先生を知ったのは2004年、宮古島の高校生の、宮古島の地下水を守ろうとする研究が「日本水大賞」を受賞し、更には水のオリンピック「ストックホルム青少年水大賞」国際コンテストにおいても見事グランプリを獲得したという新聞記事。
この研究は、飲料水を地下水でまかなう宮古島で、その地下水の汚染の大きな原因が化学肥料に頼る島の農業のやり方にあることを突き止め、解決策として製糖工場から出るバガスや糖蜜などから作る有機肥料「バイオ・リン」を開発したもので、農家への普及に努めるなど、地域での実践活動を進めています。
グランプリの選考理由は、
「世界中の多くの場所で適用可能」という高い評価でした。
生徒達の活躍もさることながら、理系の学生時代を送ってきた私には、
その縁の下で生徒を導いてきたであろう先生の苦労が目に浮かび、
とても感動したことを覚えています。
今回は、前里先生と教え子達が、
宮古の地下水を守るために取り組んでいる研究を紹介したいと思います。
宮古島には川や湖などの水質資源がなく、島民の飲料水、生活用水の全てを地下水に依存する、世界的にも類をみない島です。
そのことから、地下水汚染が島民の生活及び生命に直ちに影響を及ぼすことが容易に想像できますね。
宮古農林高校で、プロジェクト学習というカリキュラムのテーマを考えたときに、
この地下水に貢献できる内容を、と考えたのがこの研究の始まりだそうです。
研究をしているのは、環境班の生徒達。
環境班は部活動なので、参加も自由、退部も自由。
そんな中で生徒が自主的に研究に取り組み、その成果を先輩から後輩が受け継ぎ、今年で8年続いているなんて、すごいことだと思いませんか?
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11/10: ゆとりを持って 心を込めて
ポストカードアート展、ぴん座 -PINZA- が開催された(ギャラリーうえすやー)。
やるのは知っていたけど、いつからだったかすっかり忘れていた私。
たまたま映画館を出たら、同じ通りのギャラリーでやっていたのでふらっと入った。
これ、しばらく前の宮古島だったら、あり得ないシチュエーション。
映画観て、ふらっとギャラリー。
最高です。
館内には、宮古島在住のアーティスト達の、心のこもった作品(写真・
イラスト・手描き・毛筆・手漉き紙など)が、所狭しと並べられていたほか、
カフェスペースも併設。
参加アーティストのポストカードや切手の販売、そこから投函できる
手作りのポストまで設置されていて、お茶を飲みながら誰かのことを
思って手紙を書くという、ゆとりを与えてくれる会場だった。
1枚1枚手書きのカード。
どれも世界にたった1枚しかない。
やるのは知っていたけど、いつからだったかすっかり忘れていた私。
たまたま映画館を出たら、同じ通りのギャラリーでやっていたのでふらっと入った。
これ、しばらく前の宮古島だったら、あり得ないシチュエーション。
映画観て、ふらっとギャラリー。
最高です。
館内には、宮古島在住のアーティスト達の、心のこもった作品(写真・
イラスト・手描き・毛筆・手漉き紙など)が、所狭しと並べられていたほか、
カフェスペースも併設。
参加アーティストのポストカードや切手の販売、そこから投函できる
手作りのポストまで設置されていて、お茶を飲みながら誰かのことを
思って手紙を書くという、ゆとりを与えてくれる会場だった。
1枚1枚手書きのカード。
どれも世界にたった1枚しかない。
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