宮古といえば宮古そば。
私も大好きです。

でも今日の話題は、日本そば。
先日、宮古島の地下水に関する記事〔コチラ〕で紹介させていただいた、
宮古農林高校の前里先生より、お土産に日本そばの種をいただいたんです。

なぜ日本そばか。

は、後で説明するとして・・・
先月、自宅横のスペースを耕して、鶏糞を混ぜ、種をパラパラ蒔きました。
そばは放っておいててもよく育ってすぐに収穫できる、とのお話だったので・・・
最初だけ水やりして、あとは本当にほったらかしてみました。

1ヶ月半後・・・

見事な花が!!!
たったの1ヶ月半でこんなに成長しました!




実は今、宮古で、サトウキビ収穫後の空いた畑を利用して、
日本そばを作ってはどうだろうか、という研究が進んでいます。

そしてその研究は、宮古島に暮らす私たちが頼り切っている水、
そう、つまり地下水を守るためのものなんです。

生活用水の全てを地下水に頼る宮古島では、
化学肥料由来の硝酸態窒素による水質汚染が深刻な問題となっています。
(詳しくは〔先日の記事〕をご覧下さい)

それを研究する宮古農林高校・環境班で有機肥料を開発し、
地元の農家への普及活動をしているわけですが、農家にとっても生産性や
コストが重大なわけで、色々な道を模索しているようです。

そこで注目されたのが、日本そばです。

日本そばを栽培することにより、サトウキビ収穫後土壌に残った硝酸態窒素の土壌浸透を防ぐことができるそうなんです。
そして日本そばを収穫する事で農家の収益アップにもつながり、
ひいては有機肥料への切り替えにもつながるのではないかという見通しです。

それに、そばは成長が早く、農薬を使わなくても収穫できるそうなんです。

そばって、長野とか寒いところのものっていう固定概念があったけど、
実は宮古でも真夏以外だったら出きるそうです(今ぐらいが特に良いとか)。

日本そばというけれど、
国内消費量のおよそ70%は中国からの輸入に頼っているそうです。
宮古島から新たな特産が生まれたら素敵だな?。

麺以外にも、
そば茶もあるし、枕とか、そばの花からハチミツなんてのもありますよね。
とっても楽しみです。





この美しい日本そばの白い花が、島中で咲いたら・・・
とっても素敵だと思いませんか?

飛行機から見ても、ドライブしていても、歩いていても、
風にゆれる一面の真っ白なそば花畑。

宮古島の新しい風物詩の誕生・・・いつかそんな日が来るかも知れません。