毎日毎日僕は鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうよ

これを 情緒豊かに読んでみてください。
三島由紀夫の きんかくじ を 読んだ時の様な気分になります。
・・・だからやっぱり やめましょう。(おい!)

先日 とどこおりなく義父の四十九日が終わりました。

四十九日の事を七七日忌しちしちにちき や なななぬかとも言いますが(舌噛みそうです)
こちらでは「なんかなんか」と言うようです。

私は しちしちにちき も、なななぬけ 間違えた なななぬかとも馴染みが薄いので
「なんか」と 聞いた時には はい。もうおわかりですね。

なんかてなんじゃ?: :? 



↑うちは豚さんのお顔(ちらがー)は飾りません。因みにこれは枕飾りの様子。「沖縄の祭祀と行事料理」より↑

  あんたなんか

そして 異文化で(?)育った私にとって初七日以外に更に二日七日 三日七日と
七七日忌まで毎週の行事があるなどこれっぽちも知らなくて

びっくりしました。

私はとにかく、義母、かーちゃんのフォローをしなくてはと意気込みましたが
不安定な精神状態のかーちゃんは、ほぼ100ぱー私を否定しました。

「大和の料理はダメ!」
・・・もやしの和え物を作っただけなんですけどね^^;
「あんたは毎日仕事だわけ?休みがあるでしょう?何で来ないか?」
・・・来てるからリアルタイムで怒られてるんやけど・・・^^;

今まで こんな事言われた事がありません。
とーちゃんを失くした喪失感は想像にあまりある。。。なんでも言うてくれて良い。

私自身のダメージ 100のうち 2


↑お重箱の詰め方。↑

  なんかなんかなんか

毎週毎週の「なんか法要」
仏壇にお供え物をし、親族皆で普通にご飯を食べて最後にカビジン(紙銭)を焼いて
外に出、お供え物と御線香をたいてお墓のある方向に向かって手を合わす・・・。 

二日七日 三日七日 四日七日・・・・・

そして、四十九日。

長かった様な あっという間だった様な。
悲しみに暮れる暇なんて無いのよ。
嫁はとにかく働きなさい。

それ何を作ってきたの ダメよ それは精進料理じゃ無いよ。(精進料理の本を見て作った小鉢料理・・) 持って帰って自分達で食べなさい
あぁ、ごめん。それもやっぱり出す。品数が少なくて恥ずかしい。肉は上よ。かまぼこをなんで入れんかよ。

・・・・。・・・・。・・・・。

「あなたは、いいかげん大和を捨てなさい。いつまでたっても方言をば使わないし。お母さんの身になりなさい。」

かーちゃんのご友人が私に言った言葉。

ダメージ 100のうち 3   ×10

・・・もう、お客さんは来ないだろう・・・な 時間 
2階に上がり 一人になった。

疲れたなぁ・・・。ぎょうさん人来はったなぁ・・・。あーあたし、関西弁喋ってる。
今一人やから、良いか。
とーちゃん?とーちゃんも、私の関西弁、苦手だったよね。私、知ってるねん。
ほんまは、大和嫁をどう扱えば良いか戸惑ってた事。
それでも、こんな私にほんまに優しくしてくれたよね。いつも守ってくれたよね。
さっきみたいにおばちゃんが結構キツイ事言うたら、とーちゃん、かばってくれてたね。


ありがとうね。それから、ごめんね。とーちゃん。 ありがとうね。


方言、はよ喋れる様に頑張るから 
かーちゃんの事 うちらがちゃんと守るから

恩返し しますから。

生まれ変わったら 息子嫁やのうて、ほんまの娘にして下さい。




終始 関西弁・・・どっからどこまで本気?あたし。何の覚悟があるの?あたし!

喋る言葉は関西弁だろうが英語だろうがヒンディ語やろうがそんな事は重要ちゃう。
心いきや。
私は、いつまでたっても宮古島に馴染もうとしていなかった。むしろ否定していたかもしれない。
苦手苦手と、あなたがたを毛嫌いしていたのは私。

せやし
 
ダメージ? 笑わせるな。

この島で生きていけ。

世界のどこにいようとも 私は宮古嫁


↑あれ?赤かまぼこが・・・・。法事の際は白かまぼこです。↑

今まで 自身で設定していたハードルが低すぎた事に気がつきました。

もっともっと私は島を理解して接近し、いずれは 「え?あんたないちゃーだったの?」・・・って言われちゃう様な宮古人になります。


とーちゃん。



お空から私を 見守っていて
   アンタナンカハミヤコヨメノソレイジョウデモソレイカデモナイ




私は ワタシ