先日、ヘナ講習会とやらへ行ってみました。

ヘナ(和名・指甲花 シコウカ)とは、
インドに古くから伝わるハーブで、トリートメントと染色効果を併せ持つため、
髪用として長い間愛用されているそうです。
髪以外にも、ヘナタトゥーとして、結婚式の時に
手の甲などにきれいな模様を描く、天然染料としても親しまれてきたそうで、
こっちの方が私は知ってたんだけど。

実は以前、若白髪に悩む友達のヘアカットを頼まれた時、
ついでに染めてって、市販の染毛剤を渡されたことがありました。
ショートヘアの彼女に対して染毛剤は量が多いので、半分は捨てるんだけど、
その時・・・
これは一体、この後どう分解されるんだろう・・・って心が痛んだ。

いくら下水道があっても排水には気を付けたいのに、
下水道が完備されていない宮古島ではなおさら気になる!


そんなきっかけで、天然の染色ハーブに興味を持っていたので、
黒髪の私も、トリートメント効果に期待して参加してきました!


これがヘナ(粉末)
当然ながら、ニオイは草そのもの↓


一般の染毛剤は、
髪の中にある色素を追い出して、その中に入り込む式らしいのですが、
その時に、色素と一緒にタンパク質などの栄養も抜け出てしまい、
それでぱさついたりするそうです。

ヘナは、
強力なからみつき力で髪をコーティングし、コシとツヤを与えて、
さらに頭皮の抗菌作用もあるとか。

だから、一般の染毛剤は髪の根本から離して染めるのに対して、
ヘナは頭皮に刷り込むように塗るのがポイント。

天然のヘナの発色は明るいオレンジ色なので、
少しくすませるために、煮出したコーヒーで溶きました。
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これを前日までに作っておいて、半日?一晩寝かすと・・・
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色素が出てきてこんな色に(おいしそ?♪)。

残念ながら、天然志向が広がる中のヘナ人気にかこつけて、
粗悪品もかなり出回っているようで、
日本でも今年、4社が公正取引委員会から注意を受けています。

ローソンという色素(淡褐色)が、1.0%前後含まれているものでないと、
ヘナで染まるとは言い切れないそうです。
効果のある葉部分以外にも、茎や砂まで入っているものもあるので要注意。

高級志向の商品もあるけれど、
良質のヘナの価格は、100gせいぜい1500円程度だそうです。


今回使用したものは、良質のヘナに、
きしみを和らげたり、髪の生育を良くしたり、抗菌作用があったりするハーブ達
(ハイビスカス・レモン・アムラ)などが配合されたパウダータイプ。


早速持ち帰って、知人の髪を染めてみました?。


モデルさんは、
初めて毛染めをしたとき、皮膚から浸透した薬剤成分のせいか、
体中ぱんぱんに腫れてしまったという経験の持ち主。

それでヘナに興味を持ち、愛用しているとのこと。


↑生え際は白髪が目立ってきています。
黒いところはもとの黒髪、明るい茶色は白髪を以前ヘナで染めた部分。

ヘナをベットリ塗りつけて、乾かないようにラップでくるんで2時間放置。

時間が経ったらシャンプーを使わずに洗い流すだけでOK!
そのままでもしっとりさらさらだったから必要なし!


きれいに染まってます!
それに、前染めたところとの境目も、全然分からない!

モデルさんのように
白髪と黒髪が混在している人は、明るめのメッシュを入れたようになります。

黒髪の私はパッと見普通で、陽に透けるとオレンジのマニキュアをしたような色になりました(現在1ヶ月持続)!
サラっとした感じもあります!


ちなみに、会場に来ていた方で、
「長年の頭痛が、染髪をヘナに変えたせいか治った」という人も居ましたよ。
その他にも、個人差はあるけど
生理痛が軽くなったり(薬品の浸透がなくなるため)、
毛がふさふさしてくる人(頭皮を清潔にし、栄養分を閉じこめるため)もいるとか。


地球にやさしいものは、自分にもやさしいはず。


昔の人が使っていて、今にも受け継がれているものを、他にももっと沢山知りたいなって思いました。

宮古島では、地下水が飲み水になっているって、知ってますか?
その水は後に珊瑚礁の海に流れます。

昔の人と同じように、自然の恵みに感謝して、仲良く暮らして行けますように。





ヘナについてより詳しくは、今回勉強させてもらった、コチラのHPへどうぞ。