06/20: なんでもない毎日の暮らしを
実はこないだの台風の風と塩害で、すっかりまる坊主になってしまったんですよね。
で、最近やっと新芽が出て、植物が生きていることが分かるようになってきました。
逆に言ったら今の宮古島は、新芽だらけ。
新芽って、柔らかくて、生き生きしていて、なんだかとってもイイ感じですよ。
こちらは我が家のクチナシちゃんです。
先日、宮古島に滞在している友人を連れて、来間島のカフェ PANI PANIに行きました。
なぜか朝からやってると思って早く行きすぎてしまった私たち。
広い庭の植物に水やりをしていたオーナーの関口さんが、まあお茶でも飲んできなよと言ってくださったので、そよ風の中でぼんやり過ごしていました。
もろに風にやられそうな空間だから、台風で大変だったろうな〜と想像したのですが、新芽でいっぱいの植物がとっても元気にキラキラと輝いていました。
庭仕事をする関口さんをボケ〜っと眺めていると、あの広い庭いっぱいの植物に、ジョウロで丁寧に丁寧に水やりをしていました。
何度も汲んでは、行ったり来たり。
ホース使わないのかな?と思って聞いてみると、水やりというよりは、手作りのEMを葉っぱ一枚一枚にかけていたそうなんです。
どうりで!
本当にPANI PANIの植物は生き生きしているんです。
よく働くな〜。
いつ見てもかっこいいな〜。
と思って見ていると友人が、
「こんな素敵な庭があったら、毎日かわいくて手入れ出来るな〜」とつぶやきました。
う〜ん確かにそうかも。
・・・でも数秒後、気付きました。
こんな風に愛情を注ぎながら、日々ちょっとずつちょっとずつ積み重ねていったからこそ、こんなに素敵な空間があるんだって。
さすがですね〜と私が言うと、
「いやあ。ただ好きなだけなんだよ、こういうことが。」と、素朴な関口さん。
う〜んやっぱりカッコイイ。
生き生きすること。
素敵な誰かに憧れることもあるけれど、今自分の目の前にないものを急に手に入れられるわけじゃない。
日々、自分の枝から新芽を出して生き生きしていることが大事。
それは今目の前にある何でもない日常を、喜んで丁寧に生きることがカギなんじゃないかな、と思いました。
だからPANI PANI があんなに素敵で、関口さんはあんなにかっこいいんだ。
大切なことをいつも感じさせてくれる、大好きなお店です。
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