待ちに待った今年のトマトがやっと実を付けて、あとは赤くなるのを楽しみにしていました。

が! 
台風で・・・全部落ちてしまいました。

が〜ん・・・。

楽しみに大切にしていただけに、これはかなり残念。
でも緑のトマトなんてどうしようもないから、放置しておきました。



すると、たまたまうちに来た友人が、これを見て大喜び。

これをフライにすると、とってもおいしいんですって!

フライドグリーントマト。
そういえばそんな映画、ありましたね。
確かそこに出てくるカフェの名物料理が、フライドグリーントマトだったはず。

う〜ん、そりゃ食べてみたい!
緑のトマトなんてはなかなか売ってないから、ある意味貴重だったかも。
どんな料理になるのかな?

夜になってその友人の店に行くと、早速作ってくれました。
分厚く切ってフライにした緑のトマトに、レモンと黒こしょう。

今までに食べたことのない、おいしい食べ物でした。
もうダメだと思ってた分、一層感激でした。





緑のトマトを楽しみにする気持ち、使い道もないとがっかりしてむなしい気持ち、食べられると知ってワクワクする気持ち、そしておいしく食べて嬉しい気持ち・・・。

緑のトマトに対して私の気持ちって、こんなに変わったんですね〜。
最初から最後まで、同じトマトなのに。

同じトマトなのに、どの側面に焦点を当てるかによって、私たちの感じ方は大きく変わるんですね。

だったら出来るだけニュートラルに、表面上の出来事に気持ちを持って行かれないで、気楽でいたいな。
だって、それはそれで良い展開だったりするもんね。