05/30: 台風予報図のように
台風2号、ソングダー。
最大瞬間風速85mを越えたといわれる2003年の台風14号と同じくらいの低気圧でどんどん宮古島に近づいてきたのですが、直前になって勢力を弱め、結局50m位ですんで良かったです。
しばらく大きな台風来てなかったんでなんとなくお気楽に構えていたんですが、最接近あたりで正面の雨戸が2枚とも吹っ飛び、植木鉢も割れてしまってから事態に気付きましたっ!
あ〜あ、と思ったけど今更表に出て直すのも大変だし・・・
ということで、ん〜〜まずは暇つぶしに昼寝(笑)。
起きてみると、吹き返しの風がどんどん強くなっていて、目の前が海とサトウキビ畑の我が家は、まるで洗濯機の中に住んでいるような状態に!
ゴーゴーいう音も半端なくて、久しぶりにちょっと怖かったです。
これはやばいと、窓にガムテープを貼ろうとしたけど、湿ってて貼れない!
しょうがないから・・・乾燥機から出してあった洗濯物をたたんで片づけて〜(笑)。
もし万が一窓が割れでもして、せっかく乾いたのにまた濡れたらやっかいですから(笑)。
ま〜こんな時は落ち着くしかないですよねっ!
停電もしていたので、明るいうちに食事の支度をして、久々のキャンドルナイト。
真っ暗なまま着替えをして、夜はミュージックコンベンションに出かけました。
結構速い台風だったので夜にはもうすっかり晴れて、市内は電気も来ていて、何事もなかったかのようでした。
台風ってこんな感じで、それほど怖く感じない災害だと思います。
なぜか?
それは、大きさや速さ、進路などが予測できてそれを予報図で見ることが出来るから。
そして、しばらくすれば去るものだと分かっているからではないでしょうか?
一般的に怖いものって何があるかと考えると、お化け、暗闇・・・など。
これらがなぜ怖いかといったら、どういう物か分からないし、どうなるか分からないものだからなんじゃないかと思います。
そんなこんなで怖いものの代表が、未来。
仕事が変わる、人間関係が変わる、時代が変わる・・・。
この先何があるんだろう、この先どうなるんだろう、どんなに考えても未来のことは分かりません。
だからなんとなく不安。
そこにあるのは分からないものに対する恐怖心なんだと思います。
今持っているものを失うかも知れない、今ある状態が変わるかも知れない・・・。
自分の中でどんどん妄想をふくらませてしまいます。
しのごのしのごの色んな理由を付けて行動を起こせなかったりする時に、実は掘り下げてみると恐怖や妄想でいっぱいの自分が居たりします。
ちょうどミュージックコンベンションの初日に出演したego-wrappin'が同じ事を言ってましたね。
「色んな事があるけれど、向き合うべきは一人一人の中にある恐怖心」って。
共感しました。
もしも物事の流れが台風の予報図のように簡単に見られたら、もっと楽に構えられるのになぁ。
台風対策をしたり、家でじっとしていたり、後かたづけが出来たり・・・。
逆に言ったら、身の回りに起きる色んな物事も、ただ予報図で見られないだけのことで、実は台風のようなものだと思えたらいいですよね。
な〜んてことを思ったりして過ごした台風でした。
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