book cafe BREATHEにて「かぼちゃの饗宴」なる魅惑的なイベントがありました。

宮古島の旬野菜、かぼちゃ!

みんなが大好きなこの素材を使って、宮古・伊良部などでお店をやっている料理人たちが、それぞれの持ち味で創り出す味を、なんとランチバイキングで楽しもう!っていう企画♪

すばらし〜!
しかも「参加費1000円」・・・食べる人も「参加」だなんて、なんだか素敵♪
(ちなみに料金は運営費で、残りは全部、震災支援カンパ)

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このあったかい企画をこの場でも紹介したいと、ずっと前から楽しみにしていました。

が!

仕事が終わって駆けつけると・・・なんと終わってましたっ(汗)!
が〜ん!

平日の昼間にも関わらず70人近い人が集まって、料理はすぐになくなってしまったとのこと!

ううぅ・・・・・(涙) 残念。


とぼとぼ会場を去ろうとする私に、伊良部でかぼちゃを作っている近角さんが話しかけてくれました。

「良かったら、かぼちゃジェラートだけでも食べませんか?」

その素朴なたたずまいに、なんだかふわ〜っと癒されて、片づけの始まった店内に戻りました。
ほっこりあったかい気持ちになるジェラートを頂きながら、色んなお話しを聞かせていただけて、かえってラッキーでしたよ。


今回の主催者、近角さん。

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ハーブを中心とした畑(伊良部島ハーブベラ畑)をされている方なのですが、数年前からかぼちゃも作るようになり、どうやったらおいしく食べられるかと色々な料理を作ってみていたそうです。


生産の苦労を知り、喜びを知り・・・それを料理して食べる。
かぼちゃと向き合うこの作業は、素材の命を再確認することでした。

こんな風にかぼちゃの命を感じるうちに、この喜びをみんなと広げたい!と思ったそうです。


その思いを何人かの料理人に話すと、予想以上にかぼちゃへの思い入れがある人が多く、その場でよだれが垂れそうな料理の話題で持ちきりに。
結構みんな、かぼちゃが大好きなんですよね〜。
こんな流れで、今回の企画が始まりました。


今、日本全体で一次産業が落ち込んでいるそうです。
宮古島・伊良部島でも、今年の異常に寒かった天候で様々な農作物が影響を受けています。
また身近な話で、知り合いの農家さんが業者にだまされるという事件もありました。

そんな中で起きた東日本大震災・・・。
これからどうなるか分からない不安ばかりです。
でも、近角さんは震災から学んだことがあると言います。

それは、「色んな人が力を合わせてみんなで頑張っていく」ということ。

それをこの企画を通して実現しようと思ったそうです。
農業者、料理人、消費者が、かぼちゃから大事な何かを再確認すること。
食べて元気になること!

今自分の居るところをまず元気にしていこう。
活性化していこう。

色んな立場の人がそれぞれ絡まり合って、みんなで元気になっていく・・・!


帰ろうとした私に声をかけてくれた近角さんの気持ち、改めて嬉しくなりました。
かぼちゃみたいに、ほっこりしたあったかい気持ち。

そして私は今これを書いていて、あなたはこれを読んでいる・・・。
私の場所や、あなたの場所で。


こんな風に見えない縁で絡まり合って・・・


みんなで元気になろう!




(会場はこんな感じだったみたいです〜)
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(次回は是非、料理も堪能したいです!)
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追記(主催者の参加ブログより):

お料理の写真はコチラ
当日の会場の様子はコチラ
かぼちゃ裁判についてはコチラ