しばらく前に、池間大橋たもとで早朝YOGAクラスを開催したときの話です。

日の出の時間にあわせ、5時に市内集合の計画。
だけど天気が不安定だったので、
当日の朝4時半にやるかやらないか決める事になりました。

宮古島の天気って、場所によって全然違うんですよ。
そこで参加者の一人、池間島在住のカヨちゃんが
池間の天気をチェックして連絡をくれることに。

彼女は4時に起きて、わざわざ橋まで見に行ったりして何度も電話をくれました。

「今は晴れてるけど、ビミョーだなぁ・・・。」
「雨雲レーダーではちょうどYOGAが終わる頃ぱらつく予報。」
「どうしようか?」

うーん、悩む。
でもどんなに悩んでもこればっかりは・・・。

「でもせっかく何度もやりとりしたんだし、例え雨でも二人だけでも集合しようよ。」

その旨を他のみんなに連絡してみると、みんな参加するとの返事だったので、
予定通り集合して池間大橋に行きました。




ところが・・・ 肝心のカヨちゃんが現れません。



しばらくすると、彼女からのメールが。
「一旦家に帰ったら下の子が起きたから、行けなくなっちゃったよ?。」

ええ〜!?
誰よりも早く起きて、わざわざ見に行ったりして、
みんなのために準備してくれたカヨちゃんが来られないなんて・・・!

どんなに残念な気持ちだろうと、私は想像していました。





その朝は雲は出ていたけど、それもまたいい感じでもあり、
結局素敵な時間を過ごすことが出来ました。

一瞬ぱらついた通り雨が光を余計に反射してキラキラ。
雨にも雲にも感謝出来た朝。

するとYOGAも終盤、太陽も昇り始めた頃、
カヨちゃんが橋の上の方から写真を撮りながら現れたのです。

下の子を連れて、みんなが最後の瞑想を終えるまでじっと待ってから、
なにやら大きな鍋を持って近づいてきました。

「みんな?、おみそ汁作ってきたから食べて!」



えええ???!?
こんな朝っぱらからみんなの朝ご飯を用意してくれていたワケ!?

一同感動。

「参加できなくてすごく残念だったんだけどさ、気持ちを切り替えて、
今自分に出来ることは何かって、目の前にあるものに集中してみたの。」

「これもYOGAの教えのおかげだよ☆」

と事も無げにさらりと言う彼女の手から振る舞われたおみそ汁には、
旦那さんの釣った魚がたっぷり。
身も心もホックホクに温まる、特別なおみそ汁。

私だったらこんなセリフ、さらっと出てくるかしら。
私の方が、カヨちゃんからレッスンをしてもらった朝になりました。



帰る頃には青空が見えて、一層すがすがしい気分?。