あした 浜辺をー さーまよえば 昔のことぞーしーのばるるー


 こんな事から始まりました。

 ある日出かけたスーパーで
どうやら兄弟らしき子供達がいました。
その子達の喋っている様子を見て
「ね、あのド迫力な子供達は、あれは喧嘩・・?」 と 夫に聞いたらば

「喧嘩してないさ」

ほ?そうなんですか。それにしちゃそれにしても怒ってる様な口調です。
 
 オキナワのイントネーションには慣れていたんですが、宮古島のイントネーションは
結構結構結構、、、インパクト強でしてね。
その口調は子供から大人ご老人に至るまでまるで「怒っている」かの様に聞こえて、ちょっとビビりました。
宮古島も、オキナワの話し方に大差は無いと思っていたのですよ。

 (どやねーん とか なんやねーんとか 十分インパクト強の関西弁を操る私に言われたくないでしょうけれどね。はい。)


 こんな事がありました。

 ある日出かけたお役場で
あれは転居手続きを行った時でした。
 「あんたなんかのとーちゃんの携帯番号ここに書いて。」 と言われ
私は、あんたの後に付けられた 「なんか」というワードにまずびっくりしましたが、そもそも訊ねられた意味を勘違いしており

 とーちゃん=自分の父 と 思い込み

 「死んでます。」 と答えて役場のおじさんを驚かせた事があります。

(とーちゃん=自分の夫 がここでは正解でした。)

イタイネー
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  あんなこんなで

 ある日いつもの食卓で
 私は主人に聞きました。
 私「宮古島のイントネーションってさ、オキナワと随分違うんやね。」

 夫「全然違うよ。それがどうしたわけ?」

 私「なんか って言われてさ。あんたなんかって。」

 夫「は?普通さ」

 私「???普通ちゃうちゃう!」(訳:普通違う違う)

なんかっていうのは、例えば自分を謙ったりと言うか、
こう、相手や自分を卑下する時とかおちょくったりする時(?)に使う単語やってば。
 私なんかどうせ とか、あんたなんか知らない とか・・・
あら、その概念を捨てろと?・・・そうですか。。。  
 わ か り ま し ・・・

うーん。

無理です。うん。 

かめはめ波よりも強力な、名付けて→「なんか衝撃波」は想像以上に胸にぐっさり刺さっていました。
 当時は ではなく、 正直今でも かしら(笑)

しかし私が毛嫌いした なんかなんか はあちこちで飛び交い、
いちいちグサグサもいちぐさ 
なにさなんかてなんかなんか知らない。

教職に就いている友人に「なんか」って広辞苑で調べて欲しい。
等と訳分からん事を聞いていました。(載っていません)
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 そしてこんな事をやってしまいました。

 ある日出かけた主人の実家

たくさんの親戚が集まる席でした。
私はそこで、 「いっそ地蔵になりたい」 と思った事がありましてね。

  空気が読めない を通り越し 空気が分からない嫁(これをKWYと呼びましょう)

宴席の最中ちょうど関西から電話が入り、KWYは思い切り関西弁満開で喋ったんです。
あわてて廊下に出て、大まかな要件を聞いてから(KWYなりに気をつけていたつもりなんですが〜)

「ごめん!悪いんやけど今あんまり話せへんねやわ!後でまた電話するわ!ほなな!!」



パタッと携帯を切り席へ戻ると 
親族の視線は一斉に部屋へ入った私に向けられ、、、
さっきまで賑わっていた席の空気が変わっておりました。


 ・o・?   アレ? クウキガヘンダ


 ・▽・;?  アラヤダナニカヤッテシマッタ・・・? 


・・・主人がすかさず 「これ(私)は関西人だからさ。気にしないで。」と親戚の皆さんに弁明していました。
(・・・関西人、声でかいしね・・・トホホ)

そして、それまで私を「嫁子(仮名)」と 呼び捨てにしていた伯父さんが、
「嫁子さん」と さんづけになり・・・

後で、台所にてお義母さんから 「親戚がいる前ではあまり関西の言葉は喋らないでね」と 釘をさされ
「ほなな」と言った事を 
違う違う、もっと小声で
違う違う、それ以前に廊下ではなく2階へ上がるとかもっと離れて喋れば良かった、
違う違う、そもそも電話に出るべきじゃなかったのよ。
と、後悔しました。

宮古人からしたら私のコテコテの「生関西弁」は強烈だったようです。

私にとっての宮古弁が、強烈に聞こえる様に それは等しく です。


 なんやーん どっちもどっちやーん


イタイワー
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・・・と 
こんな風に、島暮らしのスタートで何よりもまず言葉のギャップが立ちはだかるとは、想定外でした。
想定外だが笑ってしまえ笑ってしまおう笑わずにはおられない


 笑ットケ 想定外大歓迎


 なんとなく
 気づいてはいたんですけれど。。。  
 親戚にとって自分がどこか異質な存在である事に。 


  違うと何度言われたでしょう 数えきれない・いいえ数えた?(数えるな)


ドウカ 島ニトッテ異質ニナリマセンヨウニ・・・



そしてあんなに、苦労するとは・・・。

しかも昆布で。



次回は「島嫁、昆布と戯れる の巻」です多分。

では、また。。