2007年の9月から書き始めたこのコラムも、今回で1年になります。

この1年間、つたない私の文章を読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

このコラムの連載を始めたのは、前任者(カモメ通信?自然を想うエッセイ)の
kamome君が転勤してしまい、愛読していたこのコーナーはどうなるのかと
思っていたその半年後、ふとしたきっかけで宮古島オンラインの
管理人・longbeachさんと知り合い、立ち話をしたのがきっかけでした。

理系畑で育ってきた私。
若い頃に本を読んで来なかったし、国語の勉強をした記憶もほとんどなし。

今思えばよくそんな人に任せたなあと思います。
確か、面白そうな人はカンで分かるとかなんとか言ってました(笑)。

テーマは自由で最低半年、1年書いたらエライと言われ、
とりあえず1年を目標に月三回書いてきました。
支えてくださったのは、コメントを書いてくださる方々、最初は数十人、それが
現在1日約400人の読者のみな様、実は読んでくれている家族や友人、
そしてたまにだけ感想を言って下さるlongbeachさん。

本当にありがとうございます。

宮古島での私の暮らし、空気感をお伝えすることが出来たでしょうか?



文章を書くということ、それも同じテーマで継続して書くということは、
私に多くの気づきを与えてくれたと思います。



地球の中の日本の中の、小さな宮古島に暮らしている私、
という所からこのコラムは始まっています。
けれど、たまたま私が暮らしているのが宮古島なだけであって、どこにいても、
誰と暮らしていても、大切なものって同じなんじゃないかなと思います。

じゃあ、何が私たちにとって大切なんだろう?
その辺には特に触れずに、ただ日々思う小さな事を書きためてきました。

そうしているうちに、自分が大切だと思っていること、自分が感動するポイント、
そして伝えたいことが何なのかが何となくまとまってきた気がします。

今回、これまでの記事を振り返って読んでみると、それは
一番最初の記事に書いた、「自然に自然体であること」なんだと思います。

日々の暮らしの中で、喜んだり、悲しんだり、愛おしんだり、協力したり・・・
そういう普通のこと。
そんな普通のことを、十分楽しみながら暮らしていますか?
バカバカしいと思いますか?

一見普通だけど、忙しい時間に翻弄されてしまったり、
悲観的になったり、心に少しの余裕がなくなってしまったりすると、
自分の感覚さえ気づいてあげられなくなってしまうのではないかと思います。

ささやかな事を嬉しいと思うこころ、素直に感動するこころ。
そして、感謝するこころ。

私はそういうこころを大切にして暮らしたい。
そんな余裕を持って暮らしたい。

そしてそれが色んな事につながる原点、小さいことのように思えて
実はとてつもない範囲に拡大していく位の重大なヒントなのでは・・・!?

なーんてね。
そんなシンプルな事が一番難しいとも同時に思っています。



とにかく、このコラムを連載することで、そんなような気持ちが、
自分の中でしっくりと馴染んで来たのではないかと思います。

そんなわけで、この場に感謝。
ありがとうございます。

これからもおつき合いくださいね。