8月頭から2週間、宮城・気仙沼に行っていました。
そして3日間、東京に滞在。

しばらくぶりに帰ってきた宮古島は、ちょうど夕陽が空を染めていました。
いつも見ていた空なのに、なんだか不思議な感覚。

津波と大火災に襲われた、ただただ荒涼とした土地。
建物、音、車、人、ネオンでいっぱいの東京。
そして、宮古島・・・大きな空に、オレンジ色の夕陽。

同じ国内の、数時間の移動でこんなに違うものなのか・・・。

長期出かけて帰ってくることなんてよくあることなのに、今回はなんだか不思議な感じがしてしょうがない。
何がどう不思議なのかは分からない。

色んな場所があって、私の日常は、今ここにある・・・。
しばし呆然としてしまいました。

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その日の夜と翌朝は仕事があって、午後は友達とランチして買い物。
夕方は、台風後しばらく放置されていた庭の手入れをしていました。

いつもだったら暑くて面倒だから、早起きした午前中しかやらないのに、少しやり始めたらどんどん進みます。

とにかく感謝の気持ちが溢れてきて、身体が動く。

帰る家があったり、仕事があったり、友達とご飯を食べられたり、市場で買い物出来たり、庭に木が生えていたり、その手入れができたりすること・・・

それがどんなにありがたいことか。

かみしめながら、一枝一枝。

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私たちは、こんなにも与えられている。
その事を日々、忘れないで暮らしていきたい。

手に入れようとばかりしていると、大切な何かを見失ってしまいそう。
本当はもう、充分ここにあるのに。

時間が流れているんだから、変化していくのは当然のこと。
でも、一度失われてしまったものを取り戻すのは、本当に大変なことです。

今あるものが、どんなに貴重なものなのか気付いていたい。
守りたい。

それは宮古島であり、沖縄であり、日本であり、・・・・・・・。



与えられていると気付く・・・すると自分には充分余裕があるんだって気付く。
その分を分を与えていきたい、返していきたい。

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この大きな空の下で。