まだ星も見える早朝、東海岸へ。
日の出YOGAは、私のもっとも好きなことの一つです。

うっすらと東の空が明るくなってくるのを感じながら、目を閉じてゆっくりと呼吸に意識を向けてみる。

息を吐くと自分の身体がほんの少〜し小さくなって、周りの世界がその分ふくらむ。
息を吸うと自分の身体が少〜しだけふくらんで、周りの世界がその分小さくなる。

そんなことを感じていると、景色の中にいる自分が景色の中に溶け込んでいくような気がします。

少しずつ身体を動かしながら気持ちよさの中に身をゆだねていると・・・

瞼の裏に太陽の光が。

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私の座っている地球が少し回って、太陽が水平線の方から見えてくるんだなぁ・・・

なんて、宇宙の中にいる自分を感じます。
そんな風に過ごしていると、自分の中がどんどん軽くなっていきながら、何かに満たされていくような感覚に。

これが、何よりも気持ちいい。

こんな時、私の内側に、音のないメロディーが流れます。



実は早朝だけでなく、宮古島にいると、日々、そんな風に感じられる瞬間があるんですよ。



先日は夕焼けを背に上野線を走っていたら、正面から大きな満月が昇ってきました。
背中に夕焼けを背負いながら、満月に向かって走る・・・。
感動です。

雨のち晴れは、虹が出ます。
月の上にうっすら雲がかかれば、月の周りにも虹。
夜空には流れ星。
だんだん当たり前になってきても、いつでも感動です。

太陽が雲に隠れたりまた出てきたりする時の気温差をダイレクトに感じたり・・・
雨雲の下にだけ雨が降っていて、それが動くことで雨が動いていることが目で見えたり・・・
風が動く、湿度が変わる、そんな事を特別に意識していなくてもふと感じる瞬間。

楽しいなあと思うのです。

植物や鳥や虫たちで感じる季節、台風が近づいたり去ったりしていく時の感じ・・・
そんな感覚も少しずつ分かるようになりました。


大自然が素晴らしいのはもちろんなんですけど・・・

宮古島は、ただ山がないから空がよく見えるとか、自然が近いから、というだけではなく、何か宮古島特有の空気感があるような気がします。

それは、穏やかで、とろとろしている感じ・・・?

時に厳しく、時に優しく、親のように私を受け入れてくれるような感じ・・・?

うまく言葉にすることができませんが、そういった空気の中だから、素直に身をゆだねて行けるのかな。

そんな私でいさせてもらえるから、色んな事を感じるセンサーもちゃんと働くのかな。

・・・ちっぽけ過ぎる私には、よくわかりません。



ただ、宮古島に、感謝。
ありがとう。