宮古に住んでいるのに、なぜかよく訪れる宿があります。
何をしに行くか・・・。
ご飯食べたり、昼寝をしたり。

そういえば、夜そこに泊まったことないです(汗)。
その空間と、オーナー・ヒロさんの雰囲気がなんとも居心地良くて。

そんな私の常宿(えーと、誰か来たら紹介してます)が、Guest House ひららや
東仲宗根の、静かな集落の中にたたずんでいます。

今回は、ヒロさんのヒストリー。


「宮古に来た理由?そんなもんないで。」と、ヒロさん。

フィリピン暮らしから帰国したときに、どっかで知り合った旅人から電話があったそうです。
「今宮古に住んでるから来れば?」

「今無職だし、行ったことことないし、まあ行くか。」
そんな感じ。

友人の家に滞在しながら、1日中本を読んで1ヶ月。
近所の漁港まで散歩するぐらいで、前浜ビーチにも行ったことがなかったそうです。

ある日、旅しながら働いていた今の奥さんと知り合って、1年後、友達に誘われて民宿を始め、今はその友達が辞めたので、ヒロさんが民宿をみています。

そんな感じ。

null

日当たりの良い広い部屋に、大きな二段ベッドが3つあるだけのドミトリー。
和室の個室。
茶の間にキッチン、バス・トイレ。

広々していてシンプルで、どこかお洒落で温かい、大人のゲストハウス。
安らぐことも、交わることも、どちらも気持ちいい空間。

旅をして来たからこその、必要最低限の素敵なもてなし。

「コンセプトがないのがコンセプト。
例え俺がここを良いと思っていようと、お客さんがどう思うかは分からないやろ。

ぶっちゃけ何も考えてない。
なるようになるやろ。
頭で考えるより、心で感じる方が大事。」

null
null null
null
null null
null

「今暮らしているのがこの場所なだけ。
生きるのにも、住むのにも、何をするのにも、理由なんて必要ない。」


クールなヒロさんのあったかい宿、それが名前に現れているような気がします。