マザーテレサが自身の作ったカルカッタの「孤児の家」の壁に引用し、
人々に感動を与え、人から人へ受け継がれている言葉があります。
(原作は、ケント・M・キースの「The Paradoxical Commandments」

私もいつかこの言葉をこの場で紹介したいと思っていましたが、
ちょうどその時が来たようなので、私なりに和訳してみました。





人はたいてい不合理で非論理で自己中心的です。
それでも、人を許し、愛しなさい。

あなたが単純に親切でも、人は「自分勝手だ」「下心がある」などと言うでしょう。
それでも、親切でいなさい。

あなたが成功に向かおうとすると、 偽物の友人と本物の敵が現れるでしょう。
それでも、成功に向かいなさい。

あなたが正直で率直であることに、ケチをつける人も居るでしょう。
それでも、正直で率直でありなさい。

あなたが苦労して作り上げたものが、一瞬で壊されるでしょう。
それでも、作り続けなさい。

あなたが朗らかに楽しんでると、嫉妬する人がいるでしょう。
それでも、楽しみなさい。

あなたが今日良いことをしても、 明日には忘れられてしまうでしょう。
それでも、良い行いをしなさい。

あなたのベストをこの世界に伝えなさい。
完璧でなくてもいいんです、
今のあなたに出来るだけの、最善を尽しましょう。


最後に振り返ると、あなたにも解るはず、
全てはあなたと、内なる神との間のことなのです。
あなたと、他の人との間のことであったことなど、一度もなかったのです。


2008/10/5/6:30 東平安名崎




人と関わりあう中で何かを成し遂げようとすることは、
大変なエネルギーを要することだと思います。


どんなに誠実に自分と向き合って導きだした結果でも、
理解できない反応に苦しめられることもあります。
自分らしく生きて行こうとするだけで、
思いも寄らぬ言葉に傷つけられることだって沢山あります。

そんな時に大切なのは、
一番最初の原動力となった、ポジティブなテンションを失わないことだと思います。


紹介したこの文章の中で、私が特に好きなのは、
マザーテレサが付け加えたと思われる最後の節。
いつも自分自身の声に心を澄まし、
精一杯、自分の信じた道を歩いていきたいと思いました。

それに、自分が反対の立場、ここで言う「人」サイドにも容易になりうるわけで、
そうなってしまった時の自分に気づけるようでありたいとも思いました。


もっと若いうちにこの言葉に出会えていたら・・・真っ先にそう思いましたが、
色々あって今があるからこそ、この言葉がスッと入ってきたのかも知れませんね。





とは言っても、いつもこんな風に穏やかに思える訳でははありません。
もうこれ以上どうにもならないと思えて仕方がない時、
明日も明後日も一年後もこの沈んだ気持ちから浮かぶことなど出来ない
と思ってしまう時、私はこう唱えてきました。

「陽はまた昇る・・・。」

ちっぽけな自分がどんなに落ち込んだって、
明日になれば太陽は東の空に現れるんだ。
大自然の流れは偉大だ。
解決できないことは流れに任せるしかない・・・!

そして実際、時が解決してくれるんです。






私は今、大切なひとを守るため、未来を切り開くために、
曲がりくねった道を真っ直ぐな気持ちで歩き始めた仲間を応援しています。

この言葉を彼女たちに、そしてこれを読んでくださったあなたに贈ります。



People are often unreasonable, illogical, and self-centered;
Forgive them anyway.
If you are kind, People may Accuse you of Selfish, Ulterior motives;
Be kind anyway.
If you are successful, you will win some false friends and some true enemies;
Succeed anyway.
If you are honest and frank, people may cheat you;
Be Honest and Frank anyway.
What you spend years building, someone could destroy overnight;
Build anyway.
If you find serenity and happiness, they may be jealous;
Be happy anyway.
The good you do today, people will often forget tomorrow;
Do good anyway.
Give the world the best you have,
and it may never be enough;
Give the world the best you've got anyway.
You see, in the final analysis,
it is between you and God;
It was never between you and them anyway.

Mother Theresa